
Overview
eSIMはすべての国で同じように使えるわけではありません。現地のネットワーク環境、対応プロバイダー、速度制限など、旅行先によって状況が異なります。主要な渡航先ごとに知っておくべきことを整理しました。
ヨーロッパ:シェンゲン圏は安定して使える
西ヨーロッパはeSIMの利用環境として非常に整っています。フランス、ドイツ、スペイン、イタリアなどの主要国では、都市部で30Mbps以上の安定した通信速度が出ます。30カ国以上をカバーする「ヨーロッパ周遊プラン」を一枚購入しておくと、複数国の旅行でも便利です。バルカン諸国(アルバニア、コソボなど)は対象外のプランも多いため、購入前に対象国のリストを確認してください。
韓国・台湾:高速通信が使えるおすすめの渡航先
韓国はeSIMのインフラが非常に充実しており、ソウル市内では5G対応プランも使えます。台湾も同様に通信品質が高く、主要都市では40〜50Mbpsが安定して出ます。どちらも短期間(7〜14日)の旅行向けプランが豊富で、価格も比較的リーズナブルです。
アメリカ:都市部は快適、地方は注意が必要
ニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴなどの大都市では快適に使えます。しかし中西部や西部の農村地帯では、どのeSIMプロバイダーでもカバレッジが薄くなります。レンタカーでの長距離移動を予定している場合は、オフラインマップを事前にダウンロードしておくことをおすすめします。
東南アジア:タイ・シンガポールは快適、その他は要確認
タイ、シンガポール、ベトナムはeSIM対応が進んでおり、主要都市では安定した通信ができます。インドネシアはバリ島とジャワ島は問題ありませんが、離島では電波が弱い場合があります。カンボジアやミャンマーでもeSIMは使えますが、通信速度は低めです。「東南アジア周遊プラン」は便利ですが、1日あたりのデータ上限後に速度制限がかかることが多いため、条件を事前に確認しましょう。
購入前のチェックリスト
①デバイスがeSIM対応かつSIMフリーであるか確認する。②プランの対象国が旅行先をすべてカバーしているか確認する(地域名だけで判断しない)。③「無制限」と表記されているプランのフェアユース規定(速度制限のしきい値)を確認する。④現地到着前にeSIMプロファイルをインストールしておく。⑤予想消費量より少し多めのデータを購入する(現地でのチャージはコストがかかる場合がある)。

